現状維持
今週のゲストは、モデル、タレントの市川紗椰さんです。
MCの今田耕司さん、
「前回4年前に出ていただいて、変わりありました」
2015年のアナザースカイでは、ハンガリーのブダペストを訪問。
趣味の鉄道に乗り大喜びでした。
今回のメキシコでも鉄道で大興奮となりました。
市川さん、
「(4年前からの変化は)なにも」
今田さん、
「現状維持、いいですね」
「僕の座右の銘ですよ」
今田さんの場合、吉本のこともあり、現状維持でいたい気持ちは、かなり強いですからね。(筆者)
プロフィール

市川 紗椰
いちかわ さや
1987年2月14日生まれ
モデル、タレント
父はアメリカ人、母は日本人。
愛知県名古屋市で生まれ、4歳まで東京で暮らす。
13歳までアメリカ、デトロイトで暮らす。
コロンビア大学、シカゴ大学、ニューヨーク大学に合格後、 早稲田大学に進学。
女優と趣味
今回の訪問先は、メキシコ。
その目的は、『タコス食べること』です。
市川紗椰さんにとって、タコスを食べることは、人生そのものだということが、アナザースカイⅡで公開されることになりました。
女優としての趣味が『タコスを食べること』なのです。 食べることなら誰でも趣味にできますよね。
でも、市川さんにとって、『タコス』に秘められたある想いがあったのです。(筆者)
メキシコシティを歩く市川さん。
「中央広場」
「大聖堂」
「統治時代の歴史が伺えて」
市川さんには、なぜか古き良き時代の建物が良く似合いますね。
市川さんの趣味は、鉄道、アニメ、相撲とのこと。
趣味の幅が広いことで、視野が広がり、それが仕事に良い影響を与えているのでしょう。(筆者)
メキシコ料理
市川さん、
「メキシコ料理が大好き」
「本場のを食べいた気持ちが強くなって」
「シンプルゆえのバリエーションがあるので」
市川さんは、子供の頃に家族旅行でメキシコを訪れてから、メキシコが料理が好きになったそうです。(筆者)
メキシコのタコスといえば、6千年前から親しまれている料理。
簡単に6千年前といいますが、アンデス文明の頃よりあることになります。(筆者)
屋台のタコス
Los Cocuyos

出典:www.yelp.com
市川さん、
「いい香りがしている」
「後で画像ください」
「待ち受けにするかも」
「牛タンのタコスは食べてみたかった」
でもそのお店にはなかったので、
カベサ(頭)、セソス(脳みそ)を注文。
頭とか脳みそとと聞くと、普通は顔が変になったりするのに、自然に注文する市川さんは、本当にタコスが好きなんですね。(筆者)
「令和一(いち)」
今年一番という意味でしょうか?(筆者)
「頭は玉ねぎのしゃきしゃき」
脳みそを食べると、
「計算されたカオスが好き」
「全て役割をはたしていて、無駄がない」
「絶妙なバランス」
今田さん、
「語ってるやん」
市川さん、
「語ってる、わたし」
タコスのこととなると、しゃべりたくてたまらない様子です。(筆者)
次は、フィッシュタコス。
El Gran Pez Taquerías

出典:facebook
@elgranpeztaquerias
タコチュキ(tacochuki)、
マグロの燻製、そしてエビ。
市川さん、
「えー、凄い初めてみた」
「見た目も初めてみるビジュアルです」
今田さん、
「いけるねー」
市川さん、
「なんか憎しみが消える」
「美味しい 癒し」
憎しみが消えるほど、美味しいという表現は、なかなか聞けませんね。(筆者)
市川さん、
「カジキマグロが辛い」
「旨味がたっぷり」
「揚げたエビが香ばしい」
王道なタコス
王道なタコスが食べられるお店。
El Tizoncito

出典:
Taco de pastor
豚肉をマリネしたパストールとパインのタコス
市川さん、
「うーん、やべえ」
お店の人が『Chido(美味しい)』という言葉を教えてくれました。
「Deliciosoとは違うのですか?」
通訳さん、
「Delicioは上品な意味」
市川さん、
「それがいい!美味しゅうございます」
カメラを気にして、ちょっと気取って食べる市川さん。
今田さんがツッコミを入れる。
「何をおっしゃってるんですか、あなた」
タコスは庶民の料理なので、気取らない方が美味しいに違いありません。
今田さんの言う通りではないでしょうか?(筆者)

本日5つ目のタコスを食べる。
タコスだと、どれだけ食べてもお腹がいっぱいにならないのでしょうかね?(筆者)
Tacos de bistec con unesco
牛のリブ肉にチーズをのせたタコス
それが出ると、
MCの広瀬アリスさん
「あたしこれちょっと食べたい」
広瀬さんも辛いのが好きなのでしょうか?(筆者)
市川さん、
「これくらい辛くていてほしい」
「辛くないサルサを思い出すと、今だに怒れます」
市川さんは本当に辛いの大好きなんですね。(筆者)
さらに、
「辛くないマーボー豆腐を思い出して、今だに怒れます」
ここまでくると、辛くないと生きていけないのかもしれません。(筆者)
市川さん、
これだけ食べて、
「自分がまだタコスのことを知らないことを思い知らされる一日に」
「まだ2%くらいしか知らなかったんだ」
「全部のお店が違っていた」
タコスが食べたくて、今回のアナザースカイがメキシコになった理由がよくわかります。
市川さんにとって、タコス自体がアナザースカイなのでしょう。(筆者)
もうお腹いっぱいのはずなのに、
「奥が深い」
「可能性がもっとある」
「満腹なのが悔しくて」
まだ食べたい欲求が満たされないので、食べられない悔しさがいっぱいの様子です。(筆者)
今田さん、
「食べたんですよ」
と釘を刺す。

本場のタコスは違う
そして、今田さんが質問。
「どこのタコスが一番?」
市川さん、
「一番とかないですよ」
今田さん、
「決めれるやん」
「6種類食べたんだから」
市川さん、
「そんな安易なことは言わない」
「テレビの悪いクセです」
そこで、今田さんが視点を変えた質問をする。
「本場は全然違いますか?」
市川さん、
「全然違いますね」
「(日本の)うどんみたいに地域によって違う」
「流派というか」
「南部風のタコスとかあったり、いろんな地域のものがあるので、比べられないですよ」
確かにそう言われると、どれが一番かを決めるのは無理かもしれません。
市川さんの言う通りですね。(筆者)
今田さん、
「市川先生のおっしゃった『計算されつくしたカオス』」
「我々には意味がわからない」
よくわからない言葉であることは確かですね。(筆者)
市川さん、
「私は何を言ってたんでしょうね」
市川さんは、本場のタコスを食べているときは、次元の違う世界に入り込むのでしはないでしょうか?(筆者)
チワワ太平洋鉄道(通称:Chepe/チェペ)
ロスモチス(Los Mochis)の駅で。

列車を見る市川さん、
「わーかっこいい」
標高差2400mを駆け上がる、世界一美しい山岳鉄道と言われている。
市川さん、
「最初、存在を知ったのは高校生のとき」
「ただでさえ鉄道なんでも乗りたい中で、絶対乗りたかった」
鉄道好きの市川さんは、世界中の鉄道を乗ってきた。
市川さん、
「(車内が)予想してた100万倍もキレイ、リビングみたい」
ディビサデーロまで8時間、ゆったりとくつろげます。

出典:bbqboy.net
お気に入りの車内
お気に入りの意外な場所はお手洗。
「トイレの窓が凄くて、ボタンを押すと曇るんですよ」
「すごいから・・・」
トイレの窓から見える景色が、ボタンを押した瞬間に、曇って見えなくなります。
どんな仕組みになっているのでしょうか?(筆者)
「(車内が)全体を通して、ディテールへのこだわりがいいですよ」

出典:chepe.com.mx
11:30ランチタイム
チラキレス
※揚げたトルティーヤに鶏肉、玉ねぎ、チーズ、サルサをかけたもの
ドーム型車両の中で食べながら満足。

展望車
「窓が空いています」
「めっちゃいい」
「最高」
窓から入る風を受けながらの市川さん、そのまま雑誌の写真にでてきそうです。(筆者)

鉄道の楽しみ方
市川さん流のお鉄道の楽しみ方とは?
「岩がトンネルみたいに渓谷になって、エンジンの音が響いてめっちゃよかったです」
「カーブの手前にきて、カーブしていく車体がくねくねと」
「それをみながら、あーら、美しい」
「くねくねとS字カーブを登って、こうやって高度を上がっていくんですよ」
さすが、鉄道好きということもあって、視点が違いますね(筆者)
そして、トンネルから出て一瞬だけ見えるきれいな景色に感動する市川さん、
「でもねこれがまさに、私が鉄道の旅の好きなところで景色とか絶景も」
「もっと見たいぐらいがちょうどいいんですよね」
「ちょっと見せてそれがね一番記憶に残るし」
「心に残るのがね鉄道から見た景色なんですよ」
夢のように心に刻み込まれる景色の方が、より鮮明のままになるのでしょう。
市川さんが、ただの鉄道好きではないことが、この言葉からよくわかります。
鉄道を楽しみながら、自分の心に刻見込み、それを感性に変えていくわけです。(筆者)
テーブルの溝に感激
1:30 ティータイム
市川さん、
「山を超えているところ、山岳鉄道の醍醐味ですよ」
「展望車の窓に向かって座っているとき、気付いたことが・・・」
窓際に、ドリンク用のグラスやカップをおく溝があること。
「何でこの溝があるってずっと想ってたんですよ」
それに気付いた市川さん今日の大感動です。
「ここからとって飲んだからめっちゃ美味しい」
「この景色と揺れと、この溝からとったことによって」
「世界一の紅茶かもしれない!」
市川さんにとって、アナザースカイでの鉄道の旅は一生の想い出になることは、間違いありませんね(筆者)
市川さん曰く、
「本当にインスタ映えなんだと想う」
今田さん、
「溝??」
市川さん、
「私はインスタやってないから知りませんけど、多分これです。
今田
「やってないんかい?」
市川さんがインスタをやっていないなんて、モッタイナイですよね。(筆者)

鉄道の魅力とは
3:15pm エル・ディビサデロ(El Divisadero)に到着
朝7時に出発してから8時間の旅が終わる。

ここで、市川さんが鉄道の魅力語ってくれます。
「鉄道の旅って
乗っちゃえば何もしなくていいし、
好きなことしてもいいし、
完全に委ねられるところがいいので、
もっと何も考えずにただ存在していたい
寝てもいいし
本読んでもいいし
外眺めてもいいし
移動しているという一つの目的を達成してるんですよ。
十分なんですよそれで
プラスアルファー何かをしなきゃいけないというのがないのが
凄く気持ちが楽です」
今田さん、
「満喫でしたね、感動は伝わるよ」
「本当に好きなんだねって」
「我々が見逃してる部分がいっぱいあるんですね」
「あれだけ楽しめんねんね」
市川さん、
「鉄道が好きですけど」
「毎日の移動が楽しいので、得ですよ」
「幸せのハードルがめっちゃ低いというか」
鉄道に乗れるだけで幸せになれるなんて、市川さんの楽しみは身近にあることで、いつも幸福感で満たされているのでしょう。
だから、いつも元気で明るくいられるのでしょうね。(筆者)
メキシコシティ
メキシコシティへ戻り、達成した目標に向かう。
市川さん、
「目標明白です」
「ここのチョリソーが食べたくて」
チョリソーをミンチして、たまねぎ、ポテトを乗せる。
Taco de chorizo verde
「なんだこれ?」
「チョリソーの肉の旨味とナッツと玉ねぎの甘さ」
揚げたジャガイモの香ばしさとふかふか、そして何と言っても、サルサが美味しい」
辛いもの食べてると、内臓がそれを消化しようとしているのが好きで、分解してなんか生きている感じがする」
今田さん、
「また何か言って」
「タコス食わすと何か言いますねこの人」
確かに、市川さんはタコスを食べると、意味不明なことを話すクセがあるのかもしれませんね。(筆者)
※参考資料
カルニータ(豚のラード)
豚の部位にこだわったタコス。
Rincon Tarasco
Carnitas Michoacanas

市川さん、
「あばらと皮頂いていいですか?」
「おかあさんが食べるならどのくらいの量で、彼女好みの」
そこに入れたのが
Salsa de gato(通称:猫のソース)
※猫も飛び上がるほどの辛い
それが入ったのを食べる市川さん
お店の人、
「チリの辛いのに慣れているから」
チリ風味がないと味気ないとのことです。
いつも食べている味だから、それがないと食べた感じがしないのでしょう。習慣って怖いですね。(筆者)
このお店では、早起きして、料理に5、6時間をかけるそうです。
市川さん、
「何気ないシンプルなものって、特別なものが入ってるんじゃなくて」
「手間をいかにじっくりかけて、妥協せず、愛を持って作るかなんですよね」
市川紗椰さんも、妥協せず、愛と誠実さでやってきた。
市川さん、
「本が好きでした」
「音楽とアニメも好きでした」
「乗り物も好きでした」
「気になるものは、とことん調べるとか、見るのが好き」
好きだと感じたらトコトン追い求め、掘り下げてきたのが市川紗椰さんの生き方。
市川さん、
「目の前が楽しいとか、面白そうくらいで、何でもやってきたんですけど」
「そろそれ多分のそれの限界があって、何か目標っていう軸がある方が強いじゃないですか、人って」
「性格上、モデルに向いてない、プラス、テレビに向いていないという(のが)この4年の結論では・・・」
今田さん、
「やめとけ」
ここで今田さんがしっかりと喝を入れてくれています。
まだ結論を出すには早すぎることは確かですね。(筆者)
今までの自分でいいのか?と、悩み、葛藤してきた市川さん。
出会い
今回のアナザースカイでは、ある追求者との出会うことに。
タコス研究家のアレハンドロ(Alejandro Escalante)さんです。
アレハンドロさんが、大のタコス好きの市川さんにプレゼントしたのが、
『La TACOPEDIA』という本で、アレハンドロさんが執筆。
タコスの歴史から材料まで、タコスについて網羅した内容で、書き上げるまでに、6年かけたそうです。

出典:thetacotrail.com
市川さんが一番のタコスについて質問すると、
昆虫のタコスという返事が。
市川さん、
「意外と、バッタとかコオロギって美味しいす」
「パリっとして」
アレハンドロさん、
トルティーヤには、何だって入る、全世界だって入れられる
※トルティーヤは、すり潰したトウモロコシから作る薄焼きパン

出典:thekitchn.com
自由
市川さんはここで大発見。
「タコスは自由」
実際にトルティーヤを作って焼こうとすると、
これが意外と難しいことが分かった市川さん。
薄くて破れやすいので、手から鉄板に乗せるのが大変そうです。

出典:mexicanplease.com
アレハンドロさんが市川さんに質問。
「なぜそんなにタコスのこと学びたいんですか?」
「タコス屋を開きたいんですか?」
市川さんのタコスへの愛情を知れば、『お店を開きたいのでは?』と想っても当然ですよね。(筆者)
市川さん、
「まず、家で作ります」
「もしかしたら、いつかは・・・」
世界が入る
タコスには世界が入る。
市川さん、
「すごい名言ですよ」
「タコスは宇宙です」
今田さん、
「ひびっちゃったよ」
庶民の料理の中に宇宙が入るというわけですから、ただ驚きです。(筆者)
市川さん曰く、
「計算されたカオス」
「それこそがタコスの魅力」
また、カオスがでました。
カオスとは混沌という意味ですから、タコスは宇宙が入るほど混沌としている、ということでしょうか?(筆者)
笑顔
市川さん、
「どのお店にいっても」
「みんな笑顔になっている」
「ソウルフードってかしこまらずに、素で食べて笑顔に自然となるもの」
「癒されるし、元気にもなるし」
庶民の味はいつも庶民の味方というわけですね。(筆者)
リソースを有効活用
市川さんの目指すのは、『好きを極め、周りを笑顔にしたい』こと。
市川さん、
「せっかくいろんなリソースを持っているので」
「それを無駄にしている申し訳なさはとってもあります」
アメリカと日本の大学に合格する才能があるほどの、市川さんですから、きっとその想いは実現するでしょう。(筆者)
恩返し
「まずは、日本の鉄道を英語で紹介したい」
「そっちの方が私がより向いていると想う」
「鉄道に恩返しができる」
もちろん、タコスを極めたいとう気持ちもあることは確かです。(筆者)
「自分にしかできないことをしたい」
「その気持ちはある」
市川紗椰のアナザースカイ
市川さんから、意外な発言が・・・。
「人の為になりなたい」
「誰の為にもなってないので、私は」
今田さん、
「言い切った」
「なってます!」
市川紗椰さんは十分に人の為になっていることは確かです。でも、それに自身が気付いていないかもしれませんね。(筆者)
夢と希望を与える
広瀬アリスさん、
「オタクの人たちに、夢と希望を与えている気がしますけどね」
ここでオタクを話題に上げる広瀬さんも凄いと想います。(筆者)
今田さん、
「市川さん自身が凄くないですか?」
広瀬アリスさん、
「いろんなものがギューと入っている」
「それこそタコスみたいな・・・」
市川さんは才能がいっぱい詰まっているので、広瀬さんの言う通りタコスみたいな人というのは、正解だと想います。(筆者)
今田さん、
「ほんとにタコスですよ」
市川さん、
「そんなに嬉しくない」
タコス大好きな市川さんからの言葉とは信じがたいです。(筆者)
今田さん、
「どうしたらええの?どうしたら喜んでもれえるの?」
「アリス渾身の例えが・・・」
広瀬アリスさんが考え抜いて言った言葉なのに、市川さんの反応がイマイチで、必死にフォローする今田さん。
今田さん、
「一番の自分(市川さんの)の中で大きく占めているのがタコス?」
市川さん、
「あの、焼肉のタレなんです」
もうどうすればいいのでしょうか?今度は焼肉が出てきました。
市川さんが追い求めているものは、一体何なんでしょうか・・・??
でもそれこそアナザースカイなのかもしれません。(筆者)
番組で流れた曲(BGM)
市川紗椰さんのアナザースカイの中で、流れた曲でビートのある曲をご紹介します。
The Black Eyed Peas, J Balvin – RITMO (Bad Boys For Life)
Ms Nina – Tu Sicaria (feat. Beauty Brain)
見逃したときの動画
こちらで、見逃したときにどうすればよいか?を説明しています。
→ アナザースカイの再放送はあるのか?動画で視聴可能!
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