アナザースカイⅡ 木下ほうか、バイクが相棒、京都、2020.11.27放送

いいんですか?

MCの今田耕司さん、

「今や、いろんな作品でひっぱりだこですけど」

「どうですか、今日、自分のことしゃべってもらうっていうのは?」

木下さん、

「いいんですか僕が出て?」

「もっと人気もん、出るやつですよね」

今田さん、

「人気もんになってるんですよ!」

木下さん、

「ほんま?」

自分が人気俳優だというのを実感していないようですけど、それも演技なのかもしれませんね。(筆者)

プロフィール

木下 ほうか
きのした ほうか
1964年1月24日生まれ
大阪府出身
俳優、タレント
芸歴40年、出演作300本以上、名バイプレーヤー

京都、太秦

木下さん、

「こっちが中心だったからね、映画の」

「東京ではなかった」

大映大通り商店街

日本のハリウッドと呼ばれて、最盛期に10の撮影所があった。

「大映通りって言うんですけど」

「この辺て、ほんまめっちゃロケで使ってる」

今は石碑だけが残っている大映京都撮影所跡地。

木下さん、

「こん中で仕事してるんです、19(歳)ぐらいのとき」

「『壬生の恋歌』っていうNHKのドラマで、仕出し、エキストラで出た」

「僕はだって16歳の時にオーディションで映画出た時が決心してますから」

「夢がなかった、弁護士とかパイロット(になりたい)とか、何もなかった」

「でも、16(歳)の時、その映画でたまたまオーディションに出て」

「セリフもらってね、ド素人の僕にセリフ与えられて、大スクリーンで」

「一瞬で一応俳優の仲間入りした」

「そりゃ誰でも魅了されるでしょ」

オーディションでいきなりセリフをしゃべること自体、そんなに簡単ではないのに、木下ほうかさんは16歳で、それをしたことには自信があったからもしれません。(筆者)

京都は仕事場

観光地の京都であっても、木下ほうかさんが行くのはサイゼリア。

木下さん、

「グリーン見たら安心します」

MCの広瀬アリスさん、

「京都ぽい所とか、一杯あるじゃないですか」

木下さん、

「裏切らへんでしょ」

「想像通りのが出てくる」

お気に入りが、イカの墨入りスパゲティ

木下ほうかさん曰く、「セリフを覚えたりするのにファミレスがいい」というのも分かる気がします。いつもと同じ環境に身を置くことで、安心感がでますから。いつ行っても安心できる自分の場所というのは、ある意味、第三のアナザースカイと言えるかもしれません。(筆者)

名代おめん

1967年創業、古代小麦を使用。

木下さん、

「僕ちょっと旅番組やってるんですけど」

「石塚さんがね、『まいうー』て言うじゃないですか」

「ああいうの無いかなと思って、1個編み出した」

「しーおい・・・」

今田さん、

「これは酷い」

確かに「しーおい」は無いですよね。ひねりが少ないということで、今田さんからも思いっきりダメ出しです。意外と、そうなるのを期待して出したのかもしれませんが・・・。(筆者)

サプライズ登場

友人代表で、矢部太郎さんがサプライズで登場した。

矢部 太郎
やべ たろう
1977年6月30日生まれ
東京都出身
お笑いタレント

矢部さん、

「クリスマスに二人で、ジェンガしたりしましたよね」

「嫌な感じの役をよくやってるじゃないですか」

「実際にお会いしてみたら、本当にそういう人なんだと、思って」

「本当にクセがある」

今田さん、

「矢部も大概のクセモノですけどね、クセモノがクセあるというのは、よっぽどですね」

結婚したい!?

寂しがり屋の木下さん、

「一回すごく失恋した時」

「誰か人にいてもらわないとどうしようもないから」

「午前の部、午後の日没までの部、日没からの部、三交代で誰かに来てもらってた」

今田さん、

「この年(50代半ば)の独身て、なんか独りの癖に寂しがりですよね」

「結婚する気あるんでしょ、もちろん」

木下さん、

「誰に聞いとる?」

「おたく(今田さん)どうなの?」」

今田さん、

「(する気)満々ですよ!」

木下さん、

「ですよね、僕もそうなんです」

別に独身でいたいわけでないのに、何故か独身でいてしまうのは、結婚するタイミングと人生のタイミングが合わない、ということもあるのではないでしょうか?50代になっても結婚を諦めないお二人を応援したいです。(筆者)

大覚寺

旧嵯峨野御所 大本山 大覚寺

木下さん、

「よくロケで使った」

今回は自分自身のために訪れた。

写経をして、願い事をする。

「マリーミー」

「いつか結婚したい」

「素直になれた気がする」

「ここ一歩出たら、また汚れるけどね、一瞬で僕は」

木下ほうかさんは、自分のことをよく理解されているのがわかります。ここまで自分を理解できるというのは凄いことではないでしょうか?(筆者)

どっちが結婚できる?

今田さんが広瀬アリスさんに、

「(自分と木下さんの)どっちが結婚できると思う?」

広瀬さん、

「今田さん」

「絶対今田さんだな、と思いました」

木下さん、

「何が・・・ダメ?」

そこで質問することで、相手が引いてしまうのかもしれません。でも、それが木下ほうかさんの魅力なのでしょう。あるいは演技なのかもしれませんが・・・。(筆者)

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松竹撮影所

松竹撮影所

木下さんがこの撮影所に通えるのは三十路に入ってから。

ここには撮影所独特のルールがある。

木下さん、

「一定の厳しさがありました」

「俳優は甘やかさない、椅子、もしいるなら自分で用意して」

「京都スタイルといって」

「宿泊するのに宿とるのも、僕ら若い頃だと4円支給、一律4千円、スターも4千円」

「スターが良い所泊まりたかったら、自分で出して泊まってますよ」

「今は(そのルールは)ないと思います」

特別扱いをしないというルールが当たり前だったのが、木下ほうかさんにとって懐かしく思えるのもまた、思い出としてのアナザースカイなのかもしれません。(筆者)

武田功氏

松竹撮影所代表で元プロデューサーの武田功さんが、木下ほうかさんを語る。

武田さん、

「僕は非常に好きな俳優さん」

「彼独特の間というか、空間をお持ちなので」

木下さん、

「数少ない味方の一人です」

松竹撮影所における1世紀の伝統として、カメラマン、助監督、美術、一人一人がこだわる、ものつくりは熱意。

ただの遊び心じゃな

木下さん、

「武田さんが呼んで良かったと思われないと」

「こういうのが望まれていると思うのをやるべき」

「想定していることやったら、つまんない演技になるから」

「つまり、『こうしてほしい』とって言われてる、書いてあるけれど、ちょっと違う、もっとおもしろいこと」

「ちゃんとしなダメ、でも、遊び心を持って、取り組むことがいい結果生んだりするんじゃないかな?」

「それは一貫してます」

「人間がやる以上100%正確なことにはならない、どこかブレ続けてる」

「だって人がやるんだもの」

人がやることだからこその魅力を引き出そうとする、その精神でやり続けることで役者としての磨きがかけられてきたのでしょう。とても深い話です。(筆者)

25歳で上京

上京してから7年ぐらいは芽が出なかった。

木下さん、

「本当に仕事なかったから、盛り場行っては、僕名刺作ってね、配ったり」

「好きでやってんの遊びなんですよん」

「仕事イコール遊び、言い方変えると趣味で」

「努力がこれかって、分かってなかったかもしれない」

「だから、全部俳優としての手段のためにやってる」

ブレーク後も不安

木下ほうかさんがブレークしたのは50歳を過ぎてから、一躍脚光を浴びた。

木下さん、

「暗かったし、(精神的に)きつかった」

「上手くいけばいくほど、逆にそれが不安材料になったり」

「こんなんいつまでも続くものか?(という不安が)」

「(人たちが)顔を指すことも、あんなに望んでて憧れてたのに、怖くなって」

「いつも見られてる感じとか」

今田さん、

「自由やったのに、それまでは」

木下さん、

「矛盾することがすごく辛くて、(芝居以外に)何も無いでしょ」

憧れていた存在になれたのに、どこかで「それは自分ではない」と思ってしまうのも分かる気がします。下積み時代が長かったからこそ、感じられる特別な想いなのではないでしょうか?(筆者)

相棒が見つかる

木下ほうかさんが唯一ハマることができたのがバイクだった。

木下さん、

「去年古いバイクに出逢って一目ぼれして」

「そしたらもうグワーって熱中しだして、すごい重症です」

木下ほうかさんが所有するバイクは4台。

京都をツーリングを楽しむ。

木下さん、

「全然変わったと思いますよ」

「お芝居しかなかった、仕事以外にやることがなかった」

「なんてつまらない人間なんだろうって、ずっと思ってた」

「それがまさか、こんなに夢中になれることが、50(歳)半ばで見つかるとは!?」

「バイクのお陰で大分救われましたね、ほんまに」

考え方が変わる

木下さん、

「僕何でも悪く考えるんですよ」

「どんなことも、人に褒められても、『それは口先だけじゃないのか?』とか」

「一番いいときに、悪いことを想像する」

「そういう性分、あほですね」

「もうちょっと単純で、鈍感でいたかったな」

「今は幸せですわ、バイクが相殺してくれる」

自分の性格を変えるのは、ほとんど無理なことです。でも、木下ほうかさんは、50代半ばで性格を変えることができたきっかけが、バイクに出会えたというのも、自分が何かを探し求めていたからでしょう。バイクがアナザースカイになってくれた訳ですね。(筆者)

美山かやぶきの里

木下さん、

「こんないいとこあるの?京都?」

「バイク乗れたお陰で来られたりし、幸せでした」

夢は?

「夢って、叶いそうにないほどいいものなのかな?」

「それとも、ちょっとして頑張って叶うことを夢っていうのかな?」

「そう考えると、『夢はなんですか?』とすぐに答えるのが難しい」

今田さん、

「難儀やな」

「でも、ほうかさん監督もしますもんね」

木下さん、

「滅多にしないですけど、映画制作とか興味ありますし」

「今たくらんでまんねん、バイクを題材にした」

「あ、それが夢ですわ」

今田さん、

「木下ほうかさんにとって、京都はどんな場所でしょうか?」

木下さん、

「京都は僕の半分ですね、僕を半分以上作った場所だなって」

最後にしっかりとキメてくれました。

見逃したときについて

こちらで、見逃したときにどうすればよいか?を説明しています。

→ アナザースカイの再放送はあるのか?動画で視聴可能!

番組で流れた曲(BGM)

晴れない気持から抜け出せたのが気分になれる曲をご紹介します。

Blues Saraceno – Pumpin’ Irony

Kitty, Daisy & Lewis – I’m So Sorry

Shady Marsh Moonshine

Oasis – Songbird (Official Video)

The New Pornographers – My Shepherd

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