アナザースカイⅢ 小松美羽、後編、色との出会い、2021.06.03放送
世界で人気
クリスティーズ、大英博物館など、世界が認めるアーティストが伊勢を訪れる。
プロフィール
小松美羽
こまつ みわ
1984年11月29日生まれ
長野県出身
版画家、アーティスト
伊勢市
伊勢うどん、まめや
創業大正12年
太麺だけど、すぐに切れるのが特徴。
伊勢神宮
小松さん、
「自分の霊性を呼び起こされる感じですね」
「新しいインスピレーションが湧いてくる場所」
MCの今田耕司さん、
「神宮が正式名称だそうですね」
小松さん、
「伊勢自体が神話の場所」
神話の舞台から影響を受けて、それが作品に。
小松さん、
「色々な神社って、御神使がいたりするので」
※御神使:神の使い、神話では動物が神の意志を伝えたとされる
今田さん、
「違うんですか、神社によって?」
小松さん、
「狛犬さんのところに、イノシシがいたり、ネズミがいたり、ウサギがいたりとか」
動物が先輩
作品は動物と切り離せない。
「動物は尊敬してます」
「子供の頃に、動物と生活しても、(動物)が一気に歳を越してしまう」
「(動物が)大先輩」
「元々、人は描きたくない」
「絵の部活かクラブで、似顔絵を描き合いっこした時、すごい(相手の)毛穴とか描いたんですけど」
「描いた方に見せたら、泣かれてしまい、それから人を描くのを止めようと思いました」
小松美羽さんが、小さい頃から動物を、普通の子供とは違う目線で眺めて、それをずっと心の中に温めていたのが伝わってきます。(筆者)
版画の世界から
20代の前半、「神獣」の銅版画をスタート。
今田さん、
「アーテイストとしての活動をいくつぐらいからやられてるの?」
小松さん、
「24歳の時に初めて絵を描いてお金を頂きましたね」
今田さん、
「元々は版画なんですよね」
小松さん、
「(伊勢は)私が版画から移っていく時のキーポイント」
9年前に伊勢を訪れたときの葛藤を思い出した。
2011年、版画を持ってニューヨークへ。
小松さん、
「そこ(ニューヨーク)で、『何で版画ばっかりやってるんだ?』と言われた」
「(ニューヨークでは)『1点ものができてなくて、版画によるなんて仕事にならない』と言われた」
帰国後、代表作の四十九日の原版を破断するほどに。
自分の全てだったに違いない版画の世界から飛び出す決意できたことが、今の小松美羽さんを作り出してくれています。自分の殻を破ることの大切さを教えてもらえました。(筆者)
伊勢の母
小松さん、
「一度、これだと思ったアイデンティみたいなものって、自分の全てだと思っちゃうところがあったんでしょうね」
「全然違うのに」
伊勢に呼んでくれた恩人、中澤順子(よりこ)さん。
小松さんにとって伊勢の母。
伊勢から、小松さんの写真展(大阪)に行ったのきっかけだった。
小松さん、
「順子さんが、『伊勢は良い気が身体の中に入ってくるから、伊勢に来て想像力を豊かにしてまた帰ったらどうか?』と心配して言ってくれた」
そして、篝火(かがりび)の仕事をした。
小松さん、
「火を眺めている時に、ボォーと大きな目が見えた」
「私の心とか魂を見られている感じがして、すごく背筋が伸びる気持ちに」
「そこから、目はさらに大きく描くようになりましたね」
伊勢で感じたことが新しい可能性に繋がった。
大きな壁にぶつかった時、タイミングよく人の助けを得られることは偶然ではないのかもしれません。もちろん、自分がそれまでにいろんな人に対して、小さな親切をしていることが、大きくなって戻ってくることはよくあることです。(筆者)
見方が変わった
小松さん、
「今までは肉体に目が付随してたんですよね」
「そうじゃなくて、空間があって(目が)ドンて出てくるという」
「物質だけじゃなくて、目に見えないエネルギーとか、そいうものにも純粋に向き合っていかなければ、と思いました」
そして、版画から離れてみたことで、自由になれた。
伊勢神宮も伝統を守るために、変わる必要があった時に、変わったことで、伝統が残り続けている。
神宮にはおみくじがない。
小松さん、
伊勢神宮に来られたことが、大吉だから、おみくじないらないんですって、素敵な言葉だなと思っていて」
「そこに呼ばれて今いることが、将来の役割につながってくるし、必ず意味があるので」
「その意味をきちっと感謝して、ここ(伊勢)に来れたことが大吉だと思える人生って」
「すご素晴らしいなと、伊勢から学ばせてもらえたので、すごい場所」
小松美羽さんにとって伊勢は、
「目のベースを作ってくれた、魂がきちっとなる場所」
後編は、小松美羽さんが出雲大社へ、お楽しみに。
アナザースカイⅢ 小松美羽、後編、色との出会い、2021.06.03放送
見逃したときについて
こちらで、見逃したときにどうすればよいか?を説明しています。
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