アナザースカイⅡ 小山薫堂(脚本家)、湯道をめざす、京都、2020.04.24放送

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京都の友達?

脚本家・放送作家の小山薫堂と今田耕司さんは友達ということで、今回のアナザースカイは京セラ美術館で待ち合わせする場面からスタート。

プロフィール

小山 薫堂
こやま くんどう
1964年6月23日生まれ
熊本県出身
脚本家、放送作家
京都造形芸術大学副学長・芸術学部教授
株式会社下鴨茶寮代表取締役社長

京セラ美術館

https://kyotocity-kyocera.museum/

ガラスの茶室

出典:https://kyotocity-kyocera.museum/

小山さん、

「現代アートの日本を代表する杉本博司さんが、最初に確かベネチアで作品披露して、それからベルサイユ宮殿に行って、日本は京都だけ(披露)」

杉本博司
すぎもと ひろし
1948年2月23日生まれ
東京都出身
写真家

出典:https://www.interviewmagazine.com/

今田さん、

「(小山さんは)大人の楽しみ方を知っているとういか、まさにそうですねお手本」

小山薫堂さんは、京都の新旧を楽しむ術を知り尽くしているのが、カッコいいですね。アナザースカイのロケになる京都がいつもと違った感じに思えます。
ところで、ソーシャルディスタンス(社会的距離)が必要なので、スタジオでは、今田耕司さん、広瀬アリスさん、小山薫堂さんの3人の間隔が2メートル以上になっていて、これもまたいつもかなり違った雰囲気です。(筆者)


小山さん、

「今日は僕が師と仰ぐ方のところにご案内したいです」

大徳寺真珠庵(京都市北区)

出典:https://kyotoshunju.com/

小山さん、

「一休さんが開いたお寺です」

普段は入れない場所に入る小山さんと今田さん、

「なんか得した気分」

「雰囲気ある~」

ご住職の山田宗正さんが迎えてくれる。

出典:https://kyotoshunju.com/

小山さん、

「何でも受け入れる姿勢と言いますか、そんなにいい意味でこだわらない」

「後は、楽に生きていく術をいつも教わった気がします」

ご住職、

「創建1491年ですから500年ちょっと」

小山さん

「今田さんの実家はお寺?」

今田さんの実家は大阪にあるお寺とのことです。(筆者)

襖を観る

新しい襖が入ったということで、それを観ることに。

今田さん、

「思ってたんと違う」

ご住職、

「釣りバカ日誌の北見けんいち先生の与論島の風景『楽園』というタイトルなんですけど」

https://www.instagram.com/p/B_PUzOzpBEe/?utm_source=ig_web_copy_link

「その新しい襖の前に古い一休さんのお像がですね、ご遺髪が植え付けてあります」

「一休さん、実際髪を伸ばしておられたんで、髪の毛と髭を木造を作ってから植え付けてある、五百何十年前のお像が・・・」

今田さん、

「実際の一休さんの毛?」

一休さんの本物の毛が植え付けてあるお像があるというのは驚きです。(筆者)

襖を説明するご住職、

「一休さんのお弟子がこの襖を書かれた」

「現在、修理中で、その修理中の間にこういうう新しい襖を」

今田さん、

「何でまた漫画にしようと思ったんですか?」

ご住職、

「たまたま北見先生と親しくさせていただいて、『お願いします』と言ったら、『はい』って言ってくれはりました」

簡単に快諾してくれるほど、北見けんいちさんにとって、お寺とご住職に対する信頼が厚いのでしょう。(筆者)

別の部屋には、

「ファイナルファンタジーのアートディレクターの上国料勇さんの『浄土』というタイトルです」

作品名:Purus Terras 浄土

上国料 勇
かみこくりょう いさむ
1970年7月31日生まれ
鹿児島県出身
ゲームクリエイター、イラストレーター

小山さん、

「200年ぐらい経ったらまた伝説になりそうですよね」

200年後の人たちが観たら、どんな印象を受けるでしょうか?この襖絵から21世紀の人たちの考え方が伝わるのかも?しれませんね。(筆者)

更に別の部屋にはアニメの襖が、

「こちらは『大人の一休さん』で」

伊野孝行さんの作品となっている。

http://www.inocchi.net/

他の部屋には、

株式会社ガイアックス元代表山賀博之さんの「かろうじて生きている」の襖絵がある。

山賀 博之
やまが ひろゆき
1962年3月23日生まれ
新潟県出身
映画監督、脚本家

https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu012004/

戦闘機の絵が書かれてあり、

小山さん、

「お寺に戦闘機って、躊躇しませんでした?」

ご住職、

「一休さんですから、何でもありで」

今田さん、

「いいですね、便利ですね、一休さん」

「ある種の否定のようにも見えますしね、こういう物の」

今田さんの言うとおり、否定するために絵を飾るというのもアリかもしれません。(筆者)

一休さんは何でもあり!?

小山さん、

「一休さんて何でもありだったんですか?」

ご住職、

「思い込みっていうのが迷いだと、『こうでなきゃいけない』っていう風に、思い込むというそれ自体が迷いで」

「例えば、お寺って夏は蚊がいるじゃないですか」

「我々も刺されて叩くんですよね、この叩いた刹那は迷いでもなんでもないんですけど」

「あっ殺生してしまった、悪いことした、それが迷い」

「悩んだらアカンということ」

今田さん、

「ガンガン行けと」

ご住職、

「気にしない、気にしない」

今田さん、

「あー本当だ、まさに一休さんや」

気にしないことと、気にすることのどちらを選ぶか?となれば、やはり気にしないことを選びたいですね。それが上手に生きる術なのではないでしょうか?(筆者)

革新的料理

小山さん、

「今田さんがまだ行ってないであろうお店に」

「古典を革新的に解釈して表現してる、イノベーティブってやつですね」

LURRA°

ニュージーランドで出会った3人が立ち上げた店。

出典:https://lurrakyoto.com/

ガスを使わず、2種類の薪釜のみで調理。

MCの広瀬アリスさん、

「やっぱ味って変わるんですか?」

今田さん、

「全然違う」

小山さん、

「香りが付きますよね」

今田さんの誕生日

小山さんから今田さんにメガネをプレゼント。

※今田さんの誕生日は1966年3月13日。

今田さん、

「あら、カッコいい、よろしいじゃないですか」

「自分で合うの分かりますよ、サイズ感も」

今田さんの雰囲気にピッタリのメガネなので、本当にピッタリ合う感じですね。しかも、サイズ感がすばらしいです。(筆者)

https://www.instagram.com/p/B_RnDprpMXB/?utm_source=ig_web_copy_link

タピオカと羊のチーズのフリッターに、ウニと黒トリュフを乗せて寿司のようにしたてた料理が出てくると、

広瀬さん、

「組み合わせが斬新」

今田さん、

「めちゃめちゃ、『ウマいまだ』っす」

「表現が優しい『ウマいまだ』になったのは、まさにその味ですね、優しい」

小山さん、

「むちゃくちゃ上品ですよね」

いつもになく、しっとりとした「ウマ今田」です。なので、ほんのりとした優しい味なんでしょう。(筆者)

https://www.instagram.com/p/B8ykX5YFQwl/?utm_source=ig_web_copy_link

次に出たのがお茶漬け、

焼きおにぎり、上湯スープと海藻。

小山さん、

「これ海苔崩すとフワッと磯の香りがしてきますね」

広瀬さん、

「すごくおしゃれな、大人な感じですね」

今田さん、

「ウマいまだ」

広瀬さん、

「さらにしっとり」

今田さん、

「こういうのは、量も有難い量ですね」

「僕の唱えてる通り、50代の男性と、20代の女性は食べる量が一緒なんで、助かります」

https://www.instagram.com/p/B_MzxOOJm1D/?utm_source=ig_web_copy_link

今回の今田さんは、自分の価値観とピッタリの料理に出会った雰囲気で、とても満足しています。ちょっと大人でしっとりした感じの人向けのお店ですね。(筆者)

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銭湯で飲む

小山さん、

「次はですね、締めの飲みをちょっと」

柳湯、創業昭和6年(1931年)

小山さん、

「本来は、閉まるギリギリに来なきゃいけないんですけど」

「お客さん帰った後に飲ませてもらう」

「今日は特別に、定休日を開けてもらってるんですよ」

銭湯で湯上りにビールを飲むと、最高に美味しいでしょうね。そういえば、筆者が子供の頃は、銭湯でコーヒー牛乳を飲むのが好きでした。(筆者)

小山流銭湯の過ごし方

小山さん、

「大体11時半ぐらいに来ると、上がる時誰もいなくなってて」

「そしたらある日、お父さんたちが『ちょっと一杯飲んできますか~』とか言われて」

「わざわざビールを買いに行ってくれたんですよ」

「申し訳ないんで、次からは僕ワイン持ってきますから」

今田さん、

「なるほどそこから始まったんですね」

銭湯で知り合った人たちと何気なく一緒に飲むお酒って、気を使うこともなくて、気分的にも美味しいでしょうね。(筆者)

https://www.instagram.com/p/B_W0qQGpF-A/?utm_source=ig_web_copy_link

アイデアが生まれる

世界中を飛び回る小山さんにとって羽を休めて、心底安らぎを得られる場所が銭湯なのです。

今田さん、

「アイデア考える人って銭湯へ行く多いですか?」

小山さん、

「銭湯でアイデアを練る人、血の巡りが良くなるせいか、すごいよくアイデアが出るんですよ」

確かにお風呂に入っているときに、フッとアイデアが浮かぶことは良くありますね。銭湯だと、広いお風呂に入ることで、余計にアイデアが浮かぶのかもしれません。(筆者)

今田さん、

「ここで思いついた企画とかあるんですか?」

小山さん、

「今、湯道をテーマにした映画を企画してるんですけど」

今田さん、

「湯道の連載も?」

小山さん、

「湯道の連載もやってます」

今田さん、

「何ですか湯道って?」

小山さん、

「風呂に入るということを100年後ぐらいに文化にできればいいかなって」

今田さん、

「作法は?」

小山さん、

「他人に迷惑をかけるマナーは当然のこととして」

「例えば、男湯と女湯で来てるときに、『あがるよっ』て言うのは無粋じゃないですか」

「そういう時に、桶で二人の間で符号決めとくんですよ」

「例えば、ポンポンっていったら『あがってもいいかな』って」

「向こうでパンパンパンっていったら『イエス』て上がります」

今田さん、

「ノーは?」

小山さん

「ポンと一回」

「桶で合図するみたいなのも、作法になればいいかなって勝手に思ってます」

小山薫堂さんは常にいろんな事を考えているからこそ、ユニークなアイデアが浮かんでくるのでしょう。しかも銭湯にいることで、そのアイデアに膨らみが付くのでしょうね。(筆者)

そして、風呂上りに二人でビールを飲む。

銭湯の風呂上りに飲めるなんて、最高に美味しそうです。(筆者)

大学の副学長

京都芸術大学

出典:https://www.kyoto-art.ac.jp/

小山薫堂さんは、2018年に京都芸術大学(旧京都造形大学)に副学長に就任。

小山さん、

「企業と学生をつないで、そのプロジェクトの監修をする」

「京都の西利さんという老舗のお漬物屋さんと、UHA味覚糖のコラボ商品を、学生たちがデザインをしたり、PR戦略を考えたりして」

「これあの『しば漬け』を『ぷっちょ』にしたっていうすごく大胆な発想なんですけど」

『ぷっちょ しば漬味』

→ https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/594

学生らしい発想をビジネス化するために、小山薫堂さんが要所要所でアドバイスするというのは、学生にとっては最高の経験になることでしょう。(筆者)

小山さん、

「色んな発想を持っている人達がいますので、『そんなこと考えるか?』っていう」

「大人ではなかなか制約のある中で思いつかない様なことを、自由に皆さん考えるので、それに刺激されて・・・」

小山薫堂さんにとっても、学生たちから刺激を受けてそれが新しい発想を生み出すきっかけになるわけです。まさにWIN-WINの関係ですね。小山薫堂さんにとって、学生との交流もアナザースカイになるでしょう。(筆者)

歌舞伎の名作「弁天娘女男白浪」と「酔奴」からデザインを考案した学生の作品を見て、

→ https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/548

小山さん、

「大学のいい所は、あまりこうビジネスの臭いがしないじゃないですか」

「ピュアに皆さんクリエイティブに関わりたいと思ったり」

「商品を作ることによってその産業を助けたいという思いで、商品を作っていくので」

「すごくコラボレーションがしやすい気がしますね」

学生のピュアの部分がそのままビジネスに繋がることにはならなくても、学生の思いが人の気持ちを動かすことはあるでしょう。その部分をビジネスと繋げることができれば、マーケットが受け入れてくれることになる可能性は十分にあるのではないでしょうか?(筆者)

料亭の主

下鴨茶寮(1856年創業)

出典:https://www.shimogamosaryo.co.jp/

2020年3月の撮影で、新作の料理を試食する小山さん。

アイナメのお椀を食べる。

小山さん、

「美味しいと思います」

「これ番組用じゃなくて、今まで食べた中で一番美味いと思いました」

料亭の主としては、従業員に対してとても優しく接しています。まるで自分が常連のお客さんのようです。こういう感じで接してくれる主がいると、従業員は自分らしさを忘れることなく、働けるのだと思いますね。(筆者)

出典:https://www.shimogamosaryo.co.jp/

小山さんは2012年に下鴨茶寮の社長になった。

小山さん、

「日本の食がこれから世界できっと、求められるだろうなと思ったことと」

「この料亭という場所が、ただ料理をやりたかったというよりは、文化を集めて和えて、色んなものミックスして、発信するような場所が欲しかったっていうことですね」

和食と日本文化を発信するのは、どこでもやっていることですが、小山薫堂さんによる発信の仕方が気になります。きっと、普通じゃないやりかたで、国内外に発信してくれているのでしょう。(筆者)

新入社員への言葉

下鴨茶寮の新入社員に挨拶する小山さん、

「僕が誰だかわかりますか?」

「一応ここの社長です」

「この度は下鴨茶寮に来て頂いて本当にありがとうございます」

挨拶の言葉からは、社長という感じが全くしない雰囲気で話すのが新鮮に感じます。新入社員にとっていい印象を与えたのではないでしょうか?(筆者)

小山さんの新入社員に対するメッセージ。

「料亭というのは、料理を提供するだけではなく、おそらくここに来てお食事される方は、やはりそれなりの理由があって、下鴨茶寮を選んでくださる方がほとんどだと思うんです」

「人生の分岐点になるかもしれまない方もいらっしゃるかもしれないし、人生の記憶に残る大切な1日になるかもしれない」

「つまり、お客様の人生の1ページを、皆さんは毎日作っている」

「それを忘れないように仕事に励んでください」

人生の1ページのために、その日、その時を大切に接する気持ちを持ち続けること。それが最高のおもてなしということを優しい言葉で教えて下さる社長がいると、新入社員も張り切って働けることでしょう。新入社員の前に立つ小山薫堂さんにとっても、真剣な眼差しで見つめてくれる新入社員から刺激をもらったに違いありません。アナザースカイでこのような場面を観るのは珍しいことですね。(筆者)

出典:https://www.shimogamosaryo.co.jp/

心の洗濯

小山薫堂さんが通い詰める場所とは?

小山さん、

「心の洗濯をしに来るような場所がありまして」

「見ず知らずのおばあちゃんではあるんですけど、本当に自分のおばあちゃんのような存在に段々なってきまして」

「最初に知り合ったのは今から20年以上前ですね」

20代後半、「料理の鉄人」や「電波少年」などのヒット番組を手掛けていた。

その頃に出会ったのが京都の人生の大恩人だった。

くれない茶屋

京都市清滝にあったお店。

小山さん、

「ちょっとした茶店なのか、喫茶店なのか」

「僕が通い始めた時はすでに、ちゃんとしたお店の営業をされてなかった」

「おばあちゃんが1人で暮らしている家にお邪魔をして、お話をさせて頂いたり、お茶を出して頂いたり」

そのおばあちゃん(故秋山夙子さん)はもういない。

おばあちゃんの息子さんが案内してくれた。

「一昨年に母が他界しまして」

今は営業していない朽ちた店の中へ入る小山さんが、当時のことを思い出す。

小山さん、

「当時の京都に来始めた時のことを思い出します。お寺や神社へ行くようなのと同じ感覚なんですよ」

「ここに来ると浄化されて、汚れてた心を洗い流せた、欲であるとか、したたかな考えであるとか」

「目の前にある悩みとかも、そのうち何とかなるんじゃないかなっていう気がしてきましたね、ここに来るたびに」

「そういう意味で永遠の先生みたいな感じですかね」

行き詰ったときにふらっと訪れることができて、そこで他愛のない話ができる場所があれば、気持ち落ち着きますよね。小山薫堂さんにとって、くれない茶屋が自分をリセットできる場所だったのでしょう。(筆者)

小山薫堂が90歳のおばあちゃんに学んだ大切なこと

京都で学ぶもの

小山さん、

「『京都で何学んでんのかな?』って考えたら、物差しが変わった気がするんですよ」

「普通、東京に生きてると、自分の一生が物差しになるけれども、京都に来ると、この物差しがすごい長いんですよね、500年(の歴史)とか」

「それでそう考えたときに、歴史の中の一部でしかないんだな、自分のやっていることはって思うと」

「作ったものを目先のことじゃなくて、どれだけ先に置いとくか、自分が作ったものを長く使ってもらえるか、残せるかみたいな気になってきて」

小山さんのおっしゃってることは、俯瞰するということなのかもしれません。目先のことばかりに囚われていると、自分が見えなくなるというのは、よく言われることです。だからこそ、長いスパンで考えるために京都へ足を運んでいるのでしょうね。(筆者)

高齢化社会を見据えて

小山さん、

「早く本当は仕事辞めて、下宿とかやってみたいんですよ」

「下宿屋のオヤジとかやってみたいんですけど」

今田さん、

「似合いそう」

小山さん、

「そこにいると、とにかく楽しい」

「そして色んな刺激がもらえたり、更に何より美味い飯が食えるとか」

「下宿ってこれからの高齢化社会でですよ」

「お年寄りの人達が、生きがいを感じる職業にならないかなって、ちょっと思っているんですけどね」

小山さんが下宿屋のオヤジさんだったら、きっと新しいアイデアを下宿人たちに語りまくっているかもしれませんね。(筆者)

#enjoy home

今田耕司さんが新型コロナウイルスで世界中を震撼させている今の時代について、

「今なんですけども、誰もが想像しなかった今、時代が来てるじゃないですか、世界中に」

「そんな中で薫堂さん的日々、これをどういうふうにしていったら、いいんじゃないかなっていうのは?」

「何か考えられたりしてるんですか?」

小山さん、

「マサチューセッツ工科大学のある博士が言ってらしんですけども」

「待っている時間というのは、実質的な時間というよりも、その人の心の中の感じ方によって長さが変わってくる」

「なので、ただ待ってるんだと思ったら凄く長く感じる、けれども楽しんでると思えば、もの凄く短く感じる」

「今、ステイホーム(Stay Home)、#(ハッシュタグ)stay homeですけど、僕はあれ、#(ハッシュタグ)enjoy homeにすべきだと思うんですよね」

「家にいなさい、こういう状況だからと言うと、なんかすごくストレスが溜まったりとか」

今田さん、

「確かにステイホーム、言い方一つですけど」

enjoy homeに変えるだけでも、同じ家に自粛しているのに、何となく気分が違いますね。
さすが小山薫堂さんです。いいことを教えてくれました。(筆者)

京都は?

今田さん、

「小山薫堂さんにとって京都はどんな場所でしょうか?」

小山さん、

「人生の学校ですね」

今田さん、

「卒業のない学校ですね、じゃ」

小山さん、

「学び続けなければいけない」

「道もそうらしいですよ、道は終わりがなくて、ただひたすらに高めるだけ」

今田さん、

「そう考えたら、湯道は上げまくりですね」
※湯堂:小山さんのアイデアによるお風呂文化。

永遠に極めることを追い求めるのが道なのでしょう。

番組で流れた曲(BGM)

斬新なアイデアを生み出す源泉となる場所にお似合いのBGMをご紹介します。

Jonas Brothers – What A Man Gotta Do

Hailee Steinfeld – I Love You’s

In My Life (Remastered 2009)

見逃したときについて

こちらで、見逃したときにどうすればよいか?を説明しています。

→ アナザースカイの再放送はあるのか?動画で視聴可能!