滝藤賢一の初海外
今回のアナザースカイⅡは、イタリア応援スペシャル。
南北に長いイタリアを俳優の滝藤賢一さんが、6年前に訪れたときの想いを語る。
当時37歳だった滝藤さんにとって初めての海外がイタリアだった。
MCの広瀬アリスさん、
「今のものと昔のものが混在」
イタリア文化と言っても、地域によってそれぞれの特徴があるのがイタリアです。広瀬アリスさんの言う通り、新旧が混在しながらイタリアらしさを損なわないところが魅力的ですね。(筆者)
滝藤と広瀬のダブル主演も
ドラマ「探偵が早すぎる」で二人はW主演をした。
滝藤さん、
「うちの家族と一緒に焼肉食べに行ったりとか」
広瀬さん、
「勝手に親友だと思ってます」
二人の息がピッタリあったドラマだったこともあり、お互いにリラックスした雰囲気で話しているのが印象的です。(筆者)
プロフィール

滝藤 賢一
たきとう けんいち
1976年11月2日生まれ
愛知県名古屋市出身
俳優
無名塾(1998年-2007年)
シチリア

滝藤さんの初めての海外がイタリアで、しかも訪れた場所がシチリアでした。
目的は、ゴッドファーザーの舞台を巡るため。
マッシモ劇場で夢を実現。
ゴッドファーザーでメアリーとアル・パチーノが演じた場所。
滝藤さん、
「メアリーとさアル・パチーノが出てきて」
「アル・パチーノはここでさ、メアリーが撃たれて、うわー!って、手広げて泣くんだけど」
「涙全然出てないんで、悲しみとか、そういう背負ってきたものが、ブワー!って見えるから」
「涙ってあんま必要ないんだな!?って思うわけ」
「ここ(胸の周り)が泣いてればいいじゃないっていう、勝手に自分の中で(思っている)」
役者として究極の演技が、涙を見せなくても、涙を流しているように見せることなのかもしれません。滝藤賢一さんにとって、アル・パチーノの演技が原点のようですね。(筆者)

出典:https://www.facebook.com/TeatroMassimo/
ゴッドファーザーは、滝藤賢一さんが17歳の頃からずっと心の中にあった。
滝藤さん、
「映画の世界だったらなんでも良くて、スタッフさんでもキャストでも何でも良かったんですけど」
「いつかからか、演じる方の難しさに魅かれていったというか、奥の深さに」
「やってもやっても先が見えないのに、だから続けられるっていうのもあるでしょうしね」
マッシモ劇場の前に座った滝藤さん、
「わりと原点だね、この場所って芝居をはじめた」
演じることは役者として永遠のテーマであって、それを一生追い続けることが仕事なのかもしれません。ゴールのない旅を続けるようなもので、どんな時でも満足できない芝居をすることこそが、役者の生き甲斐なのではないでしょうか?シチリアは滝藤賢一さんにとって、始めての海外でもあって、役者の原点を再認識できたアナザースカイというわけですね。(筆者)
ムール貝
MCの今田耕司さんが滝藤さんに、
「(シチリアで)特に思い出に残っているっていうたらなんでしょうね?」
滝藤さん、
「食べ物ですかね、食事はね、めちゃくちゃ美味かったですよ」
「地中海の中にあるんで」
「ムール貝の酒蒸しみたいなやつも、必ず食べてましたね」
今田さん、
「永遠食える」
広瀬さん、
「食べれますね、一生」
ムール貝を食べていると、気が付くと口に中に入れている感じなのでしょうか?(筆者)

出典:https://blog.siciliansecrets.it/
イタリアのグルメ
イタリアは食の宝庫、過去のゲストたちが美味しい料理を楽しみました。
武井咲、ミラノ
ミラノの食を楽しむ武井 咲さん、当時19歳(2013年放送)。

武井 咲
たけい えみ
1993年12月25日生まれ
愛知県名古屋市出身
女優、ファッションモデル
長友佑都、サッカー選手のレストラン
インテルに所属していた時に通っていたレストラン。(2016年放送)
Casa Lucia
老舗リストランテ、プロサッカー選手が行きつけにしているお店。

出典:http://www.ristorantecasalucia.it/
長友 佑都
ながとも ゆうと
1986年9月12日生まれ
プロサッカー選手
平愛梨(たいら あいり)と2017年に結婚。
https://ameblo.jp/taira-airi/
食事をしながら「ほほっ」と言って、美味しさを表現する長友さんは、当時は独身でした。
AI(歌手)、ドゥオーモ
歌手のAIさんがミラノのドゥオーモを訪れる。(2017年放送)

AI
あい
1981年11月2日生まれ
鹿児島県鹿児島市出身
歌手、ソングライター
イタリア人の祖母を持つAI。
幼い頃母と一緒に訪れたイタリア。
母となり8年ぶりにイタリアのファミリーを尋ねた。
家庭料理のスパゲッティを食べる。

ファミリーで食べる料理はその雰囲気だけでも美味しく感じますからね。イタリアの家族愛というのも、日本人からするとアナザースカイに思えるのではないでしょうか?(筆者)
ジローラモ、ナポリ
ジローラモさんは26歳までナポリで過ごした。(2016年放送)
ジローラモさん、
「この街(ナポリ)は昔から明るい街ですね」

パンツェッタ・ジローラモ
Panzetta Girolamo
1962年9月6日生まれ
タレント、随筆家
南イタリア生まれ
ナポリ発祥の料理といえば、ピッツァ・マルゲリータ。
ジローラモさん、
「日本も美味しいけど、やっぱりこっち(ナポリ)で食べると違うね」
「もし死ななければならなかったら、最後の希望があれば、やっぱりピッツァ食べたいですね」
最後の時に食べたいものが本当に好きなものなのでしょう。筆者はトマトです。子供の頃、夏休みに母の畑仕事を手伝って、そのご褒美としてその場で採って食べたトマトの味は忘れることができません。思い出の味もまたアナザースカイですね。(筆者)
浜辺美波、サルデーニャ
浜辺美波さんが地中海で2番目に大きい島を訪れた。(2019年放送)

カジキマグロのカルパッチョを食べる。
東京に出てきて、ちょっと大きくなってから気づいたことがある。
「地元(石川)のお魚はそれの美味しさがあったんだって気づいて」
「なくなると気づくんだみたいな」
サルデーニャで食べたカジキマグロが、浜辺美波さんの地元(石川)の味を思い出させてくれた。
離れてみて、やっと故郷の良さに気づくことはよくあります。特に海外にいると、尚一層その思いが強くなることは確かではないでしょうか?(筆者)
→ アナザースカイⅡ 浜辺美波 イタリア、壁を作らない! 2019.12.6放送
イタリア・ファッション
滝藤さん、
「どこ行っても、(イタリアは)見どころありますね」
今田さん、
「なんかこう、それぞれが場所によって違う魅力ありますよね」
イタリアにはまったら、抜け出せなくなるのがよくわかる気がします。いろんな魅力が一杯詰まっているイタリアは、一度や二度では決して理解できないでしょう。行きたいです。(筆者)
峰竜太、フィレンツェ
フィレンツェでは、条例により屋根や壁の色が定められている。
峰竜太さんがフィレンツェでスーツを仕立てた。(2013年放送)
今田さん曰く、
「(峰さんは)衣装が自前なんで、全部まとめ買いみたいにスーツを」
峰さんは年に1度は、買い付けにフィレンツェを訪れるとのこと。
持っているスーツは300着以上(2013年当時)。
確かに、峰竜太さんはテレビで、いつもビシッとしたスーツを着ていますね。そのスーツがフィレンツェで仕立てられていたとは知りませんでした。(筆者)
峰 竜太
みね りゅうた
1952年2月29日生まれ
長野県出身
俳優
紳士服仕立の名店
「リヴェラーノ・リヴェラーノ」
アントニオ・リヴェラーノ氏が開いたお店は、峰さんがイタリアNO.1と言うほどの本格的な仕立屋。
アントニオさんが7歳のころから服飾の世界に入ってから76年(2013年当時)。
ミシンがないのが特徴。
アントニオさん曰く、
「だから我々は普通じゃないんです」
このようなすばらしい職人に出会えるのもイタリアの魅力です。(筆者)
後藤輝基、ローマ
後藤輝基さんがいきなり、「ボンジョールノー!」と絶叫。(2012年放送)
自分で本場イタリアでファッションにこだわっても、なかなかしっくりこない。
そこで、店員さんが必死に似合う服を選ぶことに。
番組で完成したコーディネートは、ブルーのスーツにグリーンのシャツという、色にこだわった感じでした。

出典:http://news.yoshimoto.co.jp/
後藤輝基
ごとう てるもと
1974年6月18日生まれ
お笑い芸人
フットボールアワーのツッコミ担当
大阪市出身
瀧本美織、ベネチア
瀧本美織さんが朝から飲めるバーカロで一息つく。

ベネチア国際映画祭でベネチアを訪れた。(2014年放送)
瀧本美織
たきもと みおり
1991年10月16日生まれ
鳥取県鳥取市出身
女優、タレント
瀧本さんのベネチアの印象は、
「古い建物が目立つんですよね」
「しかも水と共に人の生活があるから、いつも共存してて、古いものを大切にしている感じがすごくするんですよね」
「だから、自分の変わらない部分もちゃんと大切にしながら、日々過ごしていきたいなって思わせてくれる(街)」
変わらないといけない自分と、変わってはいけない自分がいることで、バランスがとれるのではないでしょうか?それを知るきっかけが海外の地になることはよくあります。これもまたアナザースカイですね。(筆者)
安藤忠雄、プンタ・デラ・ドガーナ
建築家の安藤忠雄さんが、600年変わらない景観に挑戦。
ベネチアにある世界最古の税関「プンタ・デラ・ドガーナ」。
日本人の誇りをかけて3年、2009年に修復を終えた。
安藤 忠雄
あんどう ただお
1941年9月13日生まれ
大阪市出身
建築家
今田さん、
「安藤さん凄かったなー」
「何が凄いて、あれをYesとNoだけで造ったんですよ」
「日本語で全部説明する、『気持ち』って言ってましたね」
「気持ちが本気やったら絶対に伝わるっていうね」
言葉の壁を乗り越えて仕事をこなしたというのは、思いが伝わるほどの強い信念を持っていたからでしょう。正に「念ずれば通ず」ですね。確かに、気持ちというアナザースカイもあるではないでしょうか?(筆者)
滝藤のシチリアで感じたこと!?
滝藤さん、
「ある人たち(子供)をみると、ホームシックになる」
家族のあるべき姿をシチリアの人が教えてくれた。
「お金とかねあってもなくても、あったほうがいいんだけど」
「きっとそんなことよりも、なんか本気で一緒に笑ったり、一緒に遊んだり、楽しんだり」
「そういうことが、とても人生を楽しくしてくれているような気がしますね」
滝藤さん、
「(イタリアでは)働くことが中心ではない」
「家族が中心であって、仕事ってのは自分の人生を豊かにする一つのあれ(手段)でしかない」
イタリア人は特にそういう感じがあります。家族と一緒に食事をすることの大切さは、日本人には考えられない位に時間になっているのが分かる気がします。(筆者)
きっと、うまくいく
「Andrà tutto bene」
(きっと、すべてうまくいく)

出典:http://www1.comune.gorizia.it/

出典:https://www.crivigevano.it/

今田さん、
「楽しもうという、イタリア人の気持ちっていうの、何事でもそうですよね。仕事に関してもそうですけど」
広瀬アリスさん、
「ポジティブさっていうか、楽観的なところって、見習わきゃいけないかもしれいですね」
イタリアではたくさんの人たちが大変な目に合っているのに、陽気さを忘れないでいる姿から学ぶべきことがあるのは確かです。(筆者)
深まった絆
滝藤さん、
「自粛でずっと1ヶ月以上家族と一緒に過ごして」
「言い方はとても不謹慎になるかもしれないすけど、より深まったというか、思いやりを持てるようになったりして」
今田さん、
「今回のことで、ネガティブなニュースも多かったですけど」
「実は逆にそうやってより絆が深まってたり、助け合ったり、思いやったりっていうのは、改めて感じれた期間かも分かんないすね」
滝藤さん、
「とてもポジティブに考えを変えてやったほうが、自分にとっていい時間」
滝藤賢一さんにとって今回のアナザースカイは、スタジオから出て、家族で行くイタリアに行くきっかけになったようです。
番組で流れた曲(BGM)
番組で流れたBGMで、イタリア応援スペシャルとして、陽気な気分になれる曲とゴッドファーザーのテーマ曲をご紹介します。
Buggin’ Blues – Kitty, Daisy & Lewis
The Godfather – Love Theme
The White Stripes – ‘Seven Nation Army’
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