スタジオを皮肉る!?
社会学者の古市憲寿さん。
MCの今田耕司さんが気を使った、
「テレビにも大分慣れたんじゃないですか?」
と聞けば、
「(スタジオが)閑散としてて、見送る会みたいだなって」
今田さん、
「悪口やん」
古市さんのしゃべりに、しっかりツッコミを入れてくれます。
今回のアナザースカイⅡは、世界の学校スペシャル。
古市さんは慶応と東大出身。
交換留学でノルウェーのオスロ大学に。
今回のアナザースカイⅡは、世界の学校に通ったゲストたちの思い出が紹介されています。欧米の大学で学ぶという行為だけでも、視野が広がり、考え方が変わることは確かですね。(筆者)
プロフィール
古市 憲寿
ふるいち のりとし
1985年1月14日生まれ
東京都出身
社会学者、作家
アメリカ、アイビーリーグ
東海岸にある名門私立大学8校。
政財界、学会、放送界を人材を輩出している。
モーリー・ロバートソン
ハーバード大学を卒業したモーリーさんが30年ぶりに訪れた。
1636年設立で、観光名所となっている。
モーリーさんは音楽学部の校舎で電子音楽を学んだ。
<アナザースカイⅡ モーリー・ロバートソン、電子音楽とバンド、アメリカ、2019.06.07放送>
国際ジャーナリストとして活躍しているモーリー・ロバートソンさんは、東京大学とハーバード大学に同時合格したほどの秀才。アナザースカイで紹介してくれるハーバード大学は、30年ぶりだというのに、まるで故郷のように思っているのが感じられます。(筆者)
高嶋ちさ子
桐朋学園大学音楽学部を卒業後、3年間イエール大学に通った。
高嶋さん、
「3年いたんですけど、最初の2年で大学院の修士課程の学位を取って」
「その後に、アーティスト・ディプロマっていう学位を取ったんですね」
高嶋ちさ子さんにとってのイエール大学は、時間があっという間に過ぎた時期だったようです。(筆者)
Daigo
メンタリストDaigoさんが訪れたのはイギリスの名門オックスフォード。
Daigo(ダイゴ)さん、
1986年11月22日生まれ
静岡県出身
メンタリスト、作家
「もともと留学すごいしたかったっていうのと」
「メンタリストの発祥の地が一応イギリスって言われているので」
「その二つを同時に叶えてくれるっていうのはオックスフォードしかない」
18歳の4人の1人が学生という学園都市で、38あるカレッジの集合体がオックスフォード大学。
ハリーポッターの映画の舞台の食堂。

<The Great Hall in Christ Church (Harry Potter)>
ハリーポッターの映画に出てくる場所が目の前にあるだけで、Daigoさんはとても興奮。留学するのは勉強だけでなく、体験も貴重なものとして一生の残ります。(筆者)
■記事中ギャップイヤー
今田さん、
「日本て(大学に)入るのが大変で、あと遊ぶみたいな」
「(向こうは)真逆なんですよね」
古市憲寿さん、
「卒業が難しいって言いますよね」
「日本も昔と比べると、ちょっとずつアメリカ化してきている」
今田さん、
「やっぱり、日本もこのままやったらダメやなって、あるでしょうね」
古市さん、
「大学て意外と暇でもいいんじゃないかな、て思ってて」
「日本て、高校卒業しました、大学出ます、働きますっていうと、遊べる期間がないじゃないですか」
「逆に、アメリカとかヨーロッパって、高校卒業してから大学に入るまでに、1年間世界一周してきますとか」
「もしくは、大学卒業して3年ぐらい働いてお金溜まったから、アフリカでボランティアしてきますとかっていう」
「人生の中にギャップイヤーっていうんですけど、隙間作る人が(向こうでは)結構多いんですね」
「日本て隙間が作りにくいじゃないですか」
今田さん、
「作りにくいし、不安になりますよ、やっぱり、せいので走るのが国民性やから」
古市さん、
「日本だと、大学在学中に休学したりとか、もしくは授業を早めにとっちゃって、半年間世界一周とかができやすいじゃないですか」
「だから、大学はそんな詰め込まなくてもいいんじゃないかなって、(僕は)思います」

文化や習慣など、日本と海外では大きな違いあるので、海外のやり方をそのまま日本に取り込むと、ギャップが起きるのは確かです。筆者にもその違いを痛感することが度々ありました。(筆者)
青山テルマ
カリフォルニア州トーランスにある公立中学校「Calle Mayor Middle School」
テルマさんが学校でのある出来事を語ってくれる。
「メキシコ人に絡まれて、やったろけえってなっちゃって」
「(自分が)ちっちゃいし、バカにしたかったんだろうね」
「そいつはもうバカにはしてこなかったです、そこから」
「ここから強くなりました、私はもう」
海外の学校でいきなりケンカするというのは、かなりの勇気がいるのに、青山テルマさんはそれを平気でやっちゃうのが凄いですね。気持ちの面でのアナザースカイというか、どこにいても平気でいられるとようになると、誰でも強くなれるでしょう。(筆者)
山崎育三郎
16歳の時、音大の付属高校を休学し、アメリカ・ミズーリ州の1年間語学留学をした。
ノース・カウンティ・ハイスクール(ミズーリ州ボンテール、Bonne Terre)
2017年時点で、人口7千人、アジア人の割合がわずか0.2%という、ほとんど白人の街と言ってもいい街。
そこにある学校では、いつもトイレでじっとしていた。
しかし、そのままあきらめないで、僕がこの学校で大きく変わった場所があった。
そこは学校のカフェテリア。
山崎さん、
「3か月経った時に、学校主催のダンスパーティがあって」
柱のそばからじっと眺めていた、
「もし、今俺があそこの真ん中で踊ったら、明日から何か変わるんじゃないか?と思って」
そして、センターに立った、やったこともないブレイクダンスもした。
次の日から、学校に入って廊下を歩いてたら、みんなから声をかけられるようになった。
MCの広瀬アリスさん、
「映画みたい」
「一瞬で人生って変わるんですね」
ハイスクールの頃だからこそ、余計に強い印象を与えてのではないでしょうか?10代の多感な時期らしい出来事ですね。これもまた青春のアナザースカイと言えるでしょう。(筆者)
話す相手はアジア人でも
広瀬アリスさん、
「海外に留学しようとっていう方、一杯いるじゃないですか」
「なんかこう(留学の)アドバイスみたいものって?」
古市さん、
「例えば、話す相手だと思うんですけど」
「アメリカに行ったからといって、アメリカ人と付き合う必要なくて、別にアジア系でもいいし」
「韓国人と日本人の英語って、すごい伝わりやすい気がするんですね」
「語順とか元々近い言語だから、英語を適当にしゃべってても伝わりやすい」
「フィリピンの英語とかも伝わりやすくて、最近フィリピンに英語留学行く人最近増えてます」
「あくまでも伝わることがメインじゃないですか、伝わることを考えたらアメリカとかイギリス以外でもいいのかなって気がしますね。
確かに英語だからアメリカ人やイギリス人と話すことだけを考えるのではなくて、英語を第2外国語のしている国々の人たちと話すことで、通じればそれでいいのではないでしょうか?(筆者)
ノルウェー、古市憲寿
20歳の時、ノルウェーのオスロ大学で1年間留学した。
古市さん、
「ノルウェーの人の英語ってすごい分かりやすくて」
「発音は綺麗だし、難しい言い回しとか使わないんですよ」
「だから凄い理解しやすい」
入学金、授業料など、学費は全て無料。
留学生も授業料は免除。
男女平等の福祉国家ということもあり、さすがノルウェーですね。(筆者)
海外=価値観が変わる
海外に出ることで自信が生まれる。
古市さん、
「どうしても日本にずっといると、日本のルールとか、日本人のあり方とか」
「全部それしかないって思いがちだと思うんですけど」
「そうじゃなくて、実はこれだけ人間の社会は多様なんだってわかったので」
「それは留学して良かったなと思うポイントですね」
今田さん、
「若い人が見て選択してくれるとうれしいですね」
海外に行くだけでも、その空気感を味わうだけでも、人生観は大きく変わることは間違いありません。自分のアナザースカイを体験することの大切さを実感させられました。(筆者)
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